パロマから、2014年に発売した同シリーズの3世代目となるガスふろ給湯器「BRIGHTS(ブライツ)」の発売を開始した。従来品で好評だった側方近接設置やエコモード、残ったお湯を押し出す配管クリーン機能などの特長を継承しつつ、快適性・耐久力・施工性の向上を目指し開発を行った。
同製品では、Wモーターミキシング機構を採用し、給湯器内での湯と水の混合比率を制御することで、お湯の再出湯時に温度ムラが生じる「冷水サンドイッチ現象」の発生を軽減することができる。また、最大湯量の上限を1分につき30Lにアップし、自動湯はりのスピードを上げたことで、湯はり時間を従来品の12分から9分半に短縮するなど、快適性を高めたそうだ。
給湯器外装には、キズや天候による劣化を防ぐ3層コーティングを用い、耐久力を向上した。標準で塩害対応仕様となっているため、沿岸地域でも安心して設置することができる。さらに給湯器内の水側組立部品には特殊PPS樹脂を採用し、エアートラップの形状なども工夫されている。凍結による被害を最小限に抑えることが可能だ。
施工性では、一人でも施工が行えるよう、ブラケットを引っ掛けやすい形状に変更し、本体重量を従来品より3kg(10%)軽量化の27kgとしたほか、電源リモコンコードの取り出し口にはビスを用いず、簡単に開閉できるツマミ形状に変更された。
シャープから12月7日に、大容量9.5kWhの住宅用クラウド蓄電池システム「JH-WBPD9360」を発売すると発表を行った。
蓄電池本体には底面ネジ穴レス設計を採用し、地上高500mmまでの水位に対して水が侵入しにくい構造を実現した。本体内部への水の侵入による故障リスクを低減することが可能。
マルチエネルギーモニタは、太陽光発電システムの発電量や消費電力を確認できるほか、自家消費率を表示する機能や、停電時に継続して電気を使用できる“めやす時間”を表示する機能を新たに搭載された。蓄電池残量を活用する際の目安にできるという。
発売日は、マルチエネルギーモニタは2020年12月10日からで、9.5kWhリチウムイオン蓄電池、蓄電池連携型パワーコンディショナ、蓄電池用コンバータは2021年1月20日から販売される。
YKK APから、玄関引戸リフォーム商品「ドアリモ 玄関引戸」の仕様の見直しを行い、発売を開始した。施工性を向上させるとともに、新たなデザインを追加し全30種を展開。
同製品では、枠の形状を中空形状にすることで、従来の枠より剛性を約1割向上することができた。これにより枠の吊り込みや建て付け調整が容易となり、スペーサーの挿入性も向上し、スムーズな施工を実現可能にした。ネジの仕様も見直し、既設枠への新設枠の固定にはスプーンネジを標準採用。既設枠への下穴加工が不要となったほか、従来取り付けができなかった既設木製枠の引戸も対応可能となった。引戸の下枠には下枠ステンレスカバーを標準装備し、意匠性と清掃性を向上させることができた。
引戸のデザインは、「現代和風」12デザイン、「洋風ベーシック」6デザイン、「伝統和風」12デザインの計30デザインをラインアップへ。現代和風に新デザイン2種を追加した。また、伝統和風には「4枚建」を新たに設定し、既設の間口9尺・12尺に対応可能とした。さらに、2枚建の全てのデザインでランマ付が選択可能とするなど、暮らしや好みに合わせて玄関引戸が選べるよう、デザイン追加とラインアップの拡充を行ったそうだ。
壁紙ブランド「WhO(フー)」は12月1日に、LIFULLが運営する「LivingAnywhere Commons」と共同開催した“創作型ツーリズム”の第2回「LOCAL WALLPAPER DESIGN CAMP in 八ヶ岳北杜」のグランプリ作品を壁紙として販売を開始した。
「LOCAL WALLPAPER DESIGN CAMP」は、その土地にあるイメージやキービジュアルをもとに、地域の魅力が詰まった壁紙をデザインするイベントのこと。八ヶ岳北杜で行われた同イベントには、建築や美術関係の学生、一般会社員、テキスタイルデザイナーなど10組が参加した。数日間、自然に触れながらインスピレーションをデザインに落とし込んだそうだ。
グランプリは、ダイナミックで大胆かつストーリーを持った情緒的なデザインが評価された「つづく 八ヶ岳」(松田夏美さん)が受賞した。山々の稜線が重なり、暮らしに自然の恵みをもたらす様子が表現されている。商品化した壁紙は、同企画が開催されたLAC八ヶ岳北杜の食堂に施工された。
エコファクトリーから12月1日に、ecowinの新シリーズとなる給気レジスター「ecowinレジスター」の発売を開始した。
本体は、鋼製筐体+抗ウイルスフィルター+国産ヒノキを使ったプレートというシンプルな構成でできている。一般的な給気レジスターは壁貫通穴内にフィルターが設置されているが、同製品はフィルターの位置を室内側にし、給気面積を拡大する。同社で実証試験を行ったところ、約2.5倍の給気量を実現したという。またフィルターが室内側にあるため、汚れ具合が目視でわかり、メンテナンスもしやすいそうだ。
独自の「簡単取り付け機構」により、既存の換気扇はそのままに、既存の給気口レジスターをecowinレジスターに取り替えられることが可能だ。通気口はΦ100〜150に対応しており、外壁部の寸法はH300×W300×D66.9mm、重量は1.1kg。
ナガイから12月1日に、光触媒による抗菌・抗ウイルス機能などを備えた高機能フリース壁紙「Lemilliur」の発売を開始した。
同製品は、可視光応答系光触媒により、室内の弱い光でも菌やウイルスの繁殖を抑制することが可能である。また、特殊吸着剤による消臭性や、ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド吸着、防藻・防カビ、耐久性、高い通気性や透湿性といった多くの機能を持っている。濃色を含めた全18色のカラーバリエーションと、それぞれ3種類用意したエンボスタイプを好みのスタイルに合わせて選ぶことができ、上質なインテリア空間を実現するができる。
同社は「在宅時間が長くなったウィズコロナの時代に、家で過ごす“安心感”と“楽しみ”がある住空間づくりが大切」という思いから同商品の開発を行った。壁紙で空間を健やかにする機能性と色を楽しめるカラーバリエーションを実現したそうだ。
住宅金融支援機構が12月1日に発表を行った、各金融機関の長期固定金利住宅ローン「フラット35」の12月分の金利は、主力の融資率9割以下・借入期間21年以上の場合で、年1.31~年2.06%だった。最低金利は前月並みと発表した。
TOTOから、洗面化粧台を手軽にカスタマイズできる「drena(ドレーナ)」が、造作洗面で人気のデザインや機能を進化させ、2月1日に発売を開始する。新しく「陶器製広ふかボウル」と「ハイネックスウィング水栓(ホース付き)」の2種が登場するという。
「陶器製広ふかボウル」は、造作洗面としても人気が高い「病院用流し」を進化させたもの。広くかつ深いボウルで、実用性とデザイン性を両立させた。
シャープで滑らかなフォルムの「ハイネックスウィング水栓(ホース付き)」は、左右に首が振れるため洗濯物の手洗いがしやすくなっている。ホースを引き出して隅々まで洗い流すことが可能で、掃除の負担を軽減する。オプションで同社のクリーン技術「きれい除菌水」が搭載可能で次亜塩素酸入りの除菌水を吹きかけることでヌメリの発生を抑制するなど、水まわりの衛生性を高めることも可能だ。
カウンターや化粧鏡などにも新たに品ぞろえを追加し、設置場所に合わせた施工で、広さを最大限に生かしたカウンターが設置可能となった。他にも木枠一面鏡(収納付き)も選択が可能だ。鏡とカウンターの間の壁に取り付けるアクセントパネルや、インテリアカウンター・扉カラーには、それぞれ新色が加わりインテリア性が向上し、カウンターや鏡、扉を家具のように木目調で統一することができる。
田島ルーフィングとボディケアカンパニーのファイテンから、ウール素材のクッションタイル「FEEL」を共同で開発を行い、田島ルーフィングから発売を開始した。
ウール80%・アクリル20%を使用した7mmのパイル層と、特殊ウレタン+アクアチタンを使った5mmのバッキング層により、心地よい歩行感を実現させた。ウールの調湿・断熱性能により夏は涼しく冬は温かく感じられ、すぐれた遮音性能を発揮するそうだ。素足で過ごすことができ、ストレッチにも適する。厚さは12mmで、サイズは600×600mm。
永大産業から、インテリア建材の最上位シリーズ「グランマジェスト」を発売を開始した。同社の主力インテリア建材「Skism(スキスム)」だが、今回、ハイエンド向けの品揃えの強化を図った。
新シリーズでは、室内ドア、シューズボックス、化粧壁材、造作材(スリム幅木)をラインアップされた。石材や金属の質感をリアルに再現した扉面材、重厚感のあるロングバーハンドル(室内ドア)、一枚板のような連続木目扉(シューズボックス)などを開発した。
室内ドアは、天然木調の「グレインエレメント」と、石・金属のような質感・触感の「ソリッドエレメント」の2種類で、小口などの細部にもこだわって製作した。
開きドアの扉厚は40mm、枠材の見付けを10.5mmと薄くすることで、枠の存在感を抑えている。