桐の利点を生かした断熱サッシ発売 高い耐候や耐火性能も実現
2018.05.11
信州産木材を使用し、木製サッシを製造するウッドテック秋富は、FFe&Kiriと共同開発した桐製断熱サッシ「アキフフェンスター」を販売する。面材・芯材だけでなく、枠にも桐集成材を使用した製品。一般に広く流通する杉や楢は、芯材と辺材の強度が約10倍近く違うが、桐については芯材と辺材がなく強度や収縮率が同一であるため、どこを切り取っても割れにくく無駄な部分がない。これにより従来品に比べ2分の1までコストカットを実現。
サッシ表面は、外壁・サイディング用に開発されたダイフレックス製の超耐候性塗料を塗布。通常木材には使用できないが、多孔質な桐材に適しており、降雨や大気汚染、紫外線からサッシ枠を長期的に保護する。
新建ハウジングより